ツンデレというギャップについて

いつの時代でも、ギャップというのは人を好きになることにおいて絶大な効果をはっきするようだ。
いまだに「ツンデレ」という一種特異なギャップには定評がある。
ただこのツンデレというものを、私は今までに一度も正確に理解していないのではないかと思う。

この言葉が出てきたのはもうどのくらい前のことだろうか。
オタク系の文化が注目され市民権を得だした頃、そういった類のアイドルが世の中を席巻しだした頃のことだろう。
オタクという人々は大抵の場合賢い人が多いので、ツンデレにしても、一時話題になった「絶対領域」とやらも、とにかくその単語の持つ意味が含むところが多くてしかも文学的過ぎるために、簡単に理解することができない。
私にとっては、難しい文学作品をよく咀嚼して飲み込むくらいの研究をしないと理解できない代物なのだ。
だから、このツンデレ、何となくでいつも解釈している。
その何となくによると、いつもつんけんしているけれど、不意に優しさをみせ、しかもその優しさが照れ隠しみたいなちょっと回りくどい感じ、というのがそれなのだがどうだろうか。
こうして書いてみてもやっぱり、はて、と思ってしまう。
私はそういう含みのある表現をされると面倒に思ってしまうクチなので、ツンデレがあまり得意ではないのが本当のところだ。
だから、ふつうのギャップでいい。
ちょっと冷たそうなのに実は親孝行だ、とかそんな程度でいいのだ。
きっとツンデレに敏感に反応する人は、恋愛の駆け引き(もしくは一方的に翻弄される)のが好きな人なのだろうと思う。
なんだか小説みたいで、少し憧れる。

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